2022年7月6日水曜日

あこがれ

 みなさん、こんにちは、ライオンです。


暑い中お出かけしてきました。江戸川橋駅から神田川沿いを歩き、胸突き坂という恐ろしい急坂を越えた先にそれはあった…。


マジ激坂😢

永青文庫。

旧熊本藩主細川家伝来の美術品・歴史資料を収めるために、細川家の屋敷跡にあった事務所を美術館としたものです。元事務所といっても立派です。さすが大名家。



で、そちらへ、何をしに?

仙崖ワールドを満喫しに!です。


仙崖さんは禅僧です。18世紀にご活躍の。400年以上前とは思えないアヴァンギャルドな禅画を描いていらっしゃいます。

初期の作品

40代後半から絵を本格的に描き始めた頃は、まじめな感じなんですけどね…。

手前の変な生き物は犬

歳を取ってからの絵が……なんといいますか、ゆるキャラ的ながら、実に味わい深いのです。



虎描いて(ってかこれトラ?)、脇に「猫か虎か当ててみろ」と自ら書いてしまうとは。たまりません。

他にもゆるかったり、お茶目だったり、ハチャメチャだったりな絵が爆発状態。見てるこっちの心がほぐされるのであります。

ご本人は「厓画無法」と73歳から標榜したそうです。
「ワシにルールはないっ!」とか言っちゃうじいちゃん。かっこいいなぁ。

歳取って体も頭もカチコチになってきてるライオンなのですが、かくありたい、と強く強く憧れたのでありました。

つまりアヴァンギャルドなライオンを目指すってことかのう???