6月、初夏といっても暑すぎないか?という日が続いていますが、 そんな中、らいおんは都会さ出かけて来ましただ。
六本木、新国立美術館。
とってもありがたいことにチケットを頂戴したので「ウィーン・モダン展」 へ。
クリムトが人気あるので、それが目玉なんでしょうけど、 タイトル通り「ウィーン」が主役な展覧会でした。
観てるとウィーン観光をしたくなります。いいなぁ、歴史ある美の都、 あこがれちゃいます。
今回一番印象に残ったのはオットー・ヴァーグナーという建築家の建築デザイン画(図面)でした。
駅舎、郵便局、集合住宅など大きな建物を手掛けている方なのですが、計画の図案の細かさと云ったらもう!
巨大建築の華麗な装飾も緻密に丁寧に描きこまれていて、らいおんなどはじっと見ながら、その細かい描きこみ作業を想像すると背骨のあたりがもぞもぞとしてきて、その根気に脱帽です。
リアルな建物を作るための図なわけですから、殴り描きではもちろんいけないわけですが、無から出発して、巨大な建造物の構造から細部までを眼前に既に存在しているかのごとく描くのって本当にスゴイなと圧倒されたのでした。
よく『夢を実現するには、それが実現した時の状況をできるだけ具体的に想像すること』が大切だと言いますが、この建築図はまさにそう。これぐらい詳細にリアルに自分の夢の設計図を描くことができたなら、もう叶ったも同然ではなかろうか、と思ったりもして。
もちろん、設計図に血肉を与えるためには、そのためにやるべきことの計画をしっかり立てて着実に実行していく必要があるんですが「千里の道も一歩から」。最初の一歩が夢見る力に満ち溢れた力強いものであればあるほど、どんなに遠くてもいつかはたどり着けるものになるのかな、と感じたらいおんなのでした。
「幸せはぁ~歩いて来ないっ、だぁから歩いて行くんだよ~、うにゃっ♪」
夢も歩いて来てくれないから、首根っこつかまえる勢いで歩いていくのね、うにゃっ!